前相撲診療所長の林盈六さん 当時の条件は「大関待遇だった」

公開日: 更新日:

「オレの親父が相撲協会の健康保健組合の仕事をしてた元関脇の幡瀬川さんと親しくてね。その幡瀬川さんが東京オリンピックがあった昭和39年のある日、オレの先生に当たる東大の大島良雄教授に、オレを協会の診療所で働かせて欲しいと直談判しに来た。と、教授はオレに力士は短命と聞いてるが、長生きするように努力できるかと尋ねられ、ハイ、ガンバりますと答えたら、そのまま幡瀬川さんのハイヤーに乗せられ、蔵前国技館の双葉山理事長に挨拶に行った。即断即決だったよ」

 ちなみに、林さんは「小学校5年の時、関脇双葉山が優勝した当時から毎日相撲を取ってた」ほどの相撲好き。東大から出向の形で相撲診療所に勤めたが、給与などの条件は「大関待遇だった」とか。相撲協会の期待のほどがわかろうというものだ。

「それまでの力士の健康診断といえば、レントゲンと小便を診るだけだった。ところが、昭和46年10月、横綱玉の海が盲腸手術後、静脈に血の塊ができて急死したのがわかり、オレは当時の健康保健組合理事長だった二子山親方(初代横綱若乃花)に、健康診断に血液検査を導入することを提案したんだ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

  3. 3

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  4. 4

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  5. 5

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  1. 6

    巨人・坂本勇人「引退→即監督就任」に現実味 数々の女性問題にも動じぬ“精神力”が好材料に

  2. 7

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  3. 8

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  4. 9

    ナフサ由来の資材不足で酷暑の真夏にエアコンが使えなくなる「電気代補助」で利用促進も本末転倒

  5. 10

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】