W杯4強かけ激突 なでしこに牙剥く豪州2人の“危険人物”
数年前までオーストラリアは「屈強な選手をそろえて前線にボールをどんどん放り込んでいく」パワープレーが主流だった。しかし、現代表は局面に応じてパスをつないでいくコンビプレーも得意としており、現地カナダでは「オランダよりも2ランクはレベルが上」と高く評価されている。
なでしこが警戒すべきは、ここまで3得点のサイモン、2得点のFWデバナだ。2人とも上背はないが、筋肉質のフィジカルを武器にスピーディーなドリブル突破、タイミング良くDFの背後を突いていくプレーで結果を残している。なでしこの岩清水、熊谷のCB2人はスピードにやや難があり、今大会でも相手FWに振り切られる場面が見られる。
ボランチの阪口、宇津木、SBの鮫島、有吉と連係した守備で強力FWをどう抑えるか? ここが試合のキモとなる。