最終戦4強逃した錦織 フェデラーに惜敗で「来年につながる」
格上の相手に善戦むなしく1次リーグで姿を消した。
男子テニスの今季最終戦ATPツアー・ファイナル(ロンドン)は19日、1次リーグA組を行い世界ランク8位の錦織圭(25)は同3位のロジャー・フェデラー(34=スイス)に2-1で敗れ、2年連続準決勝進出はならなかった。
すでに自力での4強入りの望みが絶たれ、勝つしかない錦織は序盤から果敢に攻める。第1セットこそあっさりと落としたが、第2セットはセットカウント1-4とリードされてから、粘りを発揮した。リターンエースや得意のフォアハンドを決めて第7、第9ゲームでブレークに成功。5ゲームを連取して、このセットをものにした。
最終セットは1-4から3ゲームを連取してタイに持ち込むが、最後は力尽きて大会を終えた。
世界ランク3位を相手に接戦を演じた錦織は「自分のテニスを取り戻せたのは大きい。来年につながる」と満足そうに振り返った。
なお、4連覇を狙う同組のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)はベルディヒ(30=チェコ)に2-0でストレート勝ちし、4年連続6度目の準決勝進出を決めた。