内弟子増やし外国人枠撤廃叫び 白鵬“親方規定”変更に焦り

公開日: 更新日:

 残された時間はそう多くない。

 1日、2月に入門したばかりの内弟子・中村(22)に稽古をつけるなど、精力的に汗を流した横綱白鵬(31)。すでに内弟子は山口、石浦がおり、中村で3人目になる。

 しかし、そもそも白鵬には内弟子を預かる“資格”はない。内弟子を取れるのは部屋付親方、もしくは引退後に確実に親方になれる力士のみ。白鵬は帰化していないのだから、このままでは引退しても親方にはなれない。これは大関、横綱に許される「一代年寄」も同じだ。親方になりたければ、鳴戸親方(元大関琴欧洲)や大島親方(元関脇旭天鵬)のように日本国籍を取得するしかない。

 にもかかわらず、このモンゴル人横綱は続々と内弟子を増やしている。これには周囲も眉をひそめているが、先日はさらに「外国人枠撤廃」発言も飛び出した。現在、「外国出身力士」は1部屋に1人しか許されていないが、白鵬は「モンゴルには相撲好きな子がたくさんいる。(外国人枠の)制度をなくしたい」と話した。

 勝手に内弟子を増やし続け、さらに外国人枠まで撤廃となれば、その先にあるのは何か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」