侍Jメンバーフル回転濃厚 稲葉監督「CS観戦」の複雑心境

公開日: 更新日:

 例えば、守護神の山崎康はシーズンでリーグ最多となる68試合に登板。自己最多だった昨季の59試合を更新した。「頑固頭」ともいわれるラミレス監督は山崎康を一度中継ぎに降格させたが、再び抑えに起用。今では絶対的な信頼を置いている。短期決戦のCSでは毎試合ブルペンに待機し、フル回転することは間違いない。状況によっては中継ぎ登板もあるだろう。

 西武も、新人ながら155安打を叩き出した源田や後半戦に爆発した23本塁打の山川はフル出場が濃厚だ。

 全力で挑むポストシーズンには「痛いかゆい」が禁句の空気が漂い、故障のリスクも高まる。稲葉監督の初陣は、采配の前に選手のケガや体調面に気を使わなければならない。「西武やDeNAは早く負けてくれ」とも言えない稲葉監督。ハラハラドキドキの「CS観戦」が始まる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因