伊調より金量産 パワハラ問題で露見したスポーツ界の暗部

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「各選手とも担当コーチは別にいますが、栄本部長を師と仰いでいる。もしも栄本部長が今回のパワハラ騒動の責任を問われ、解任でもされたら、東京五輪に向けた強化に支障が出るのは間違いない。選手も動揺し、モチベーションの低下を招きかねない。東京五輪で世界3位(30個相当)の金メダルを目指すJOC(日本オリンピック委員会)にとっても、栄本部長が現場を離れることだけは何としても避けたいはずです」(レスリング関係者)

 私財を投じて選手育成のために寮まで運営してきた栄氏は、日本女子レスリングの「育ての親」ともいえる。

「16年末に至学館大レスリング部の新しい寮(栄心館=愛知県大府市)が完成した。延べ床面積約400平方メートルの2階建ては14室あり、28人を収容できる。あの寮が、いわば女子レスリングのナショナルトレーニングセンターみたいなもの。栄本部長にとっては、自分の元から離れた伊調は、もはや日本代表の資格はないという思いが強いのでしょう。レスリング協会も、実績を残してきた本部長のやり方には何も言えませんから」(前出の関係者)

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