著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

錦織は39位に後退…クレーの季節はダニエル太郎の出番

公開日: 更新日:

 テニスは、アメリカのハードコート2大会を終え、舞台をクレーコートに移してシーズン本番へ突入する。男女とも、ツアーの戦況は上位不安定で混沌としたままだ。

 復活が待たれる錦織圭はマイアミを2戦目で落として世界ランク39位に降下。その前のインディアンウェルズから咳き込んでいた。休養明けにさまざまな変化が待ち受けることは織り込み済みだろう。アンディ・マリー、ノバク・ジョコビッチ、スタン・ワウリンカら昨年、故障休養に入ったトップ選手はいずれも復帰にてこずっている。

 次戦は、15日からのモンテカルロのマスターズへの急きょ参戦だが、もはやシード圏外だけに初戦から厳しい戦いになるだろう。そこで注目するのが、インディアンウェルズでジョコビッチを倒す金星を挙げたダニエル太郎(25)だ。

「クレーコートはテニスの基本、最も健康的なサーフェス」との持論で、14歳からクレーの本場スペインで修業してきた。執拗なベースラインプレーは時代遅れに映るが、「ぼくは急がない。選手寿命は延びてます」と25歳になった現在もマイペースを保っているあたりが日本人離れしたところ、太郎の魅力でもある。

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