著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

「お客さんが死なないか心配」 錦織圭も憂える東京五輪

公開日: 更新日:

 今年最後のグランドスラム、全米オープンテニスが始まった。

 錦織圭は1回戦で左利きのビッグサーバー、23歳のマクシミリアン・マルテラーと対戦。攻めてファーストサーブのポイント率87%、守ってブレークポイントを与えぬ好発進だ。

 4年前に準優勝して相性のいい全米だが、昨年はケガで無念の欠場。2年ぶりの大舞台に、まずは運が後押しした。

 初戦の出番は最後の第4試合だった。しかも、その前の試合で日本でもお馴染みのファビオ・フォニーニが3時間13分のマラソンマッチをやってくれ、試合開始がトワイライトの午後6時49分と大幅に遅れた。これがラッキーだった。

 というのも、ニューヨークは猛暑続きで、この日は気温35度、湿度も78%。大会は午後1時に酷暑ルールを史上初めて男子に適用し、第3セットと第4セットの間に10分間の休憩を取る緊急措置を取った。それでもこの日だけで5人、2日間の1回戦で計9人の棄権者が出てしまった。

 今年これまで3つのグランドスラムの1回戦棄権が最大2人だったのだから、今回の異常事態が知れよう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所