森保J初陣飾るも…コスタリカ戦快勝の裏で露呈した“課題”

公開日: 更新日:

「日本の選手が奮闘したのは事実。将来性を感じさせるプレーも随所に見られた。しかし来日したコスタリカは一軍には程遠く、日本選手の活躍を割り引く必要がある。もっと強いコスタリカDFを南野、堂安、中島は切り裂けたのか? 三浦、室屋、佐々木のDF陣は相手の攻撃を食い止められたか? 現時点の日本代表の<現在地>を確認したかった」(六川氏)

■「決定力の不安も残った」

 元ドイツ1部でヘッドコーチを務めた評論家の鈴木良平氏は「問題点が散見された」と話す。

「試合を優位に進めながらシュートチャンスの数が少な過ぎた。決定力の面で不安も残った。南野は前半のGKにセーブされたミドルシュート、後半のヘディングを“空振り”して外したシュートなど<決めないといけない>場面だった。南野がドイツなど欧州トップに移籍できない理由が、こういうポイントだとすると、今後、さらにレベルアップしないと上がり目がなくなる。堂安、中島にもいえる。高い技術、豊富なアイデア、日本選手ならではの俊敏性も持っている。しかし、ここぞという局面できっちり結果を出さないと南野のように<欧州第2グループのオーストリアで何シーズンも足止めを食らう>ことになってしまう」

 国内のスポーツマスコミは「若き欧州組が圧巻パフォーマンス」と持ち上げるが、世界トップとのレベル差を確認することが今、何よりも大事なことではないか――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動