日ハム輝星をサポート 担当スカウトが明かす“本当の評価”

公開日: 更新日:

「吉田本人がよくプロ入りを決断したと思う。ご両親にもお会いしましたが、何かこうしてくれといった要望はなく、私から『初めて社会に出て不安な面もあると思います。今後、しっかりサポートしていくためにも、気付いたことがあればどんどん教えてください』とお願いしました。お父さんもお母さんも、ドラフト1位でうれしいだろうけど、そんなに浮かれるなよ、という感じで優しく見守りつつ、芯がある人だなという印象があります。顔はどっち似?どちらにもという感じですね(笑い)」

■「今までやってきたことを継続」

 プロ入りするにあたっては、どんなアドバイスを送ったのか。

「吉田は冬の厳しい走り込みの練習を乗り越えて、ここまで成長した。新人合同自主トレに入る時には、『今までやってきたことを継続しながら、ケガせず頑張ってくれ』と伝えました。プロに入ったからといって、今は新しいことをやろうとする必要はないと思う。たとえばウエートをガンガンやって体を大きくしても、彼が持っている良さが消えるかもしれない。2日目のブルペンは球が暴れていましたが、下半身を使ったキャッチボールの強く伸びる球筋を見ると、順調に来ていると思う。初日に球場内ですれ違ったときに『調子良さそうだな』と声をかけたら、すごくいい笑顔を見せていた。持ち味であるストレートはまだまだ良くなるし、スライダーやタテに割れるカーブも投げていくうちに(感覚を)つかみさえすれば、もっと良くなるイメージがある。今後が楽しみです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動