メイウェザーがまた大晦日に日本で試合か 対戦相手は誰に

公開日: 更新日:

対戦相手候補は5人

 今後、メイウェザーの試合をプロモートするのはTMT(The Money Team、大柴哲・代表取締役)という会社。メイウェザー・ブランドの展開やカジノビジネス、キックボクシングの興行なども視野にいれているという。6月にTMTが開いた記者会見ではメイウェザーの隣に松浦氏が同席していた。

 今後のメイウェザー戦について、アレックス氏の相談にも乗っている朝堂院大覚氏が取材に応じた。

「昨年の成功で今年の大晦日もRIZINは興行をする予定になっています。メイウェザー戦の第一候補は内山高志(前WBAスーパーフェザー級王者)だったが、内山選手はエキシビジョンならばやりたくない。やるならベストコンディションできちんとした試合をやりたいと断った。彼はカネでは動かない侍ですな。村田諒太(前WBAミドル級王者)の名前も上がっていますが、プロボクサーは引退しない限りマッチメイクは無理です。村田が7月12日の世界戦で負けて引退することがあれば、JBC(日本ボクシングコミッション)と話し合いの余地も生まれるでしょう。ボクサー以外では、堀口恭司(総合格闘家)、武尊(K-1)、もう一度、那須川という線もあるかもしれない」という。

 元プロボクサーの独自興行が広がる中、JBCと日本プロボクシング協会(JPBA)は6月21日に共同で宣言を発表。商業性を重視し、安全性を軽視するボクシングルールの「非ボクシングイベント」の「不当性」を訴えた。これは昨年のメイウェザー戦を念頭においた宣言であった。

 自らを「マネー」とまで名乗り、「マネーチーム」と名づけた会社までつくったプロボクサーをめぐって、大晦日までまだまだ波乱がありそうだ。

(取材・文=平井康嗣/日刊ゲンダイ)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終