日本戦中止の可能性に怒りの会見 スコットランドCEOの本音

公開日: 更新日:

 13日に日本と決勝トーナメント進出をかけてプール戦の最終試合を行うスコットランドのマーク・ドッドソンCEO(最高経営責任者)が11日、神奈川県内の宿舎で緊急会見を行い、怒りをぶちまけた。

 台風19号の影響で、13日の試合が中止になった場合、勝ち点の差でスコットランドが予選敗退に終わることに関してである。

 同CEOによれば、スコットランドの競技人口は約1万1000人。W杯優勝経験のあるイングランドやニュージーランドと比べれば「小国」だということだが、「(予選敗退の可能性があるのが)オールブラックスのような存在感のあるチームならば、(大会主催者の)WR(ワールドラグビー)の対応は違ったのではないか。WRはスケジュール、会場の変更を柔軟に考えてほしい」と訴えた。

 さらに同CEOは「我々にはファンも付いているし、スポンサーもいる。皆が対戦を願っている」と本音も漏らした。

 スコットランド代表を取材する地元紙記者によれば、同国を筆頭に欧州各国は、W杯での結果がスポンサー企業の数や協賛金に影響するという。W杯で8強入りを逃せば、スポンサー離れを引き起こしかねないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋