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佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

タイリーグ開幕現地行脚 男に惚れて女にキュンとなった夜

公開日: 更新日:

 現政権が誕生した4年前から、彼らの肩身は実に狭いもの。しかし、彼らが鉾(ほこ)であり、盾に出来たひとつが、チームが多くの代表選手やスターを抱えて強かったからなのだが、近年は主力選手を日本や資金力のある国内クラブへ売却し、当時の風格はもはやない。

 この日、BGのキャプテンは昨季大分でプレーしたティティパン。またムアントンUのキャプテンは、J移籍の噂が飛び交うサーラットだった。生え抜きのサーラットまでも売り飛ばしてしまったら、若手主体のチームはドツボにはまってしまいかねないだろう。

 試合は“与野党ダービー”らしく序盤から激しく荒れた展開だった。

 前半には、BGの若武者・シンガポール代表DFイルファン・ファンディが一発レッドで、後半早々にはサーラットがこの日2枚目のイエローで退場になってしまう。

 腑に落ちない表情でピッチを後にするサーラットに「タン!(サーラットの愛称)」と呼び止めながら、彼のもとへ走り寄っていく選手がひとりいた。タイ代表では戦友のティティパンだ。

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