タイリーグ2部コーンケン・ユナイテッド 神戸清雄監督インタビュー<下>
――タイでプレーする日本人選手たちから<たくましさ>を感じることはありますか?
「タイでプレーしている日本人は、外国人選手として生き残るために必死で<戦って>います。彼らからは、たくましさをいつも感じます。海外からJリーグを見ると『すべてが整っている』と感じます。海外では理不尽なこと、いい加減なことが当たり前。自分をしっかりと持っていないと成功できません。無理やり苦労しなさい、とは言いませんが、若いうちの苦労は、必ず役に立つと思います。恵まれたJリーグでくすぶっている選手たちに<タイでチャレンジしよう>と伝えたい」
――早稲田大ア式蹴球部の大先輩が、タイ代表監督に就任しました。
「西野代表監督は早大ア式蹴球部の6学年上になります。タイにいらっしゃると聞いて最初はびっくりしましたが、アトランタ五輪やロシアW杯の日本代表監督をはじめガンバ大阪など実績は言うまでもなく、大舞台が絵になる大先輩ですから、必ずタイ代表を強くしていただけると信じています。我々は、クラブサイドから地道にサポートしていきたいと思っています」