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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

高校野球が抱える数々の矛盾…コロナ禍は抜本的改革の好機

公開日: 更新日:

 高校野球はぽっかり穴のあいた敗戦国の人々に希望を与えた。引き揚げてきた男たちの疲弊しすさんだ心を癒やし、子供たちに将来を与えた。その力が、やがてプロ野球の栄華につながっていくのだ。

 74年の歳月を経て、高校野球を取り巻く環境は変わった。コロナ禍の終息は見えず、かといって不幸を嘆いていても始まらないだろう。球数制限や地方留学など、矛盾は多々ある。この禍こそ抜本的な見直しに取り組む好機だ。インターハイにしろ、総合大会は既に現場の間尺に合わない弊害を抱えている。現状維持の努力は、単なる既得権確保にすら見える。

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