アベベ・メコネンさん コロナで帰国できず茨城県に在住中

公開日: 更新日:

 JETプログラムとは、外務省や文科省らの協力の下、語学やスポーツの指導を行う外国人専門家の招致事業。メコネンさんはマラソンランナーとして招聘され、ジュニア陸上選手の競技力向上と指導者のスキルアップを期待された。

「具体的には、友部中学陸上部の指導のほか、市内の小中学校で『ランニング教室』を行い、効率的なウオーミングアップや基本的な腕の振り方、早く走るコツを教えています。大人向けには『特別陸上レッスン』、オンラインによる個人レッスンも行いました」

 また、茨城県内のスポーツイベントにゲストランナーとして参加。すっかりお馴染みの顔になっている。

 ところで、なぜ笠間市だったのか?

「ここには来日45年になるエチオピア人陶芸家のタスファイエ・ガライヤさんが住んでおり、以前から民間交流が盛んなのです。笠間市から消防ポンプ車をエチオピアへ寄贈していますし、駐日大使がハーフマラソンに参加したこともあります」

 同市は、東京五輪パラリンピックのエチオピアのホストタウン。パブリックビューイングの実施や競技終了後の選手との交流会などを予定していた。だが、コロナ禍によって、ちゃぶ台返しされてしまった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…