著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

タイ・フットサル界のスーパースターは後世への道標になれるか

公開日: 更新日:

 今季はUAE開催の予定ではあるが、いまだに大会詳細が発表されていない状況だ。

 スパウットは当面、今季残りシーズンを精鋭揃うチームメイト達と切磋琢磨しながら、周囲からの信頼を得なければならない立場にある。

■5試合目にして何とかもぎ取った取った初ゴール

 1月15日、Fリーグ公式戦アウエーで行われたYSCC横浜戦の後半だった。自陣でボールを奪取して運び上がった名古屋FP笠井大輝のシュートのこぼれに上手く反応し、スパウットは待望の来日初ゴールを決めた。 しかし、この得点シーンが、この試合の彼の最初で最後のハイライトだった。仲間との連携は皆無に等しく、ミスを連発した彼の表情からも「上手くいかない」という感情が滲み出ていた。

 筆者が今まで見てきた鮮やかで、時に憎たらしく思えた彼の印象とは遠く懸け離れた姿だった。

 初ゴールをベンチで称える仲間達の祝福にワイ(先方への敬意を込めて両手を合わせるタイ式挨拶)を持って返す姿からも、どこかまだ<ヨソ者>感が抜けずにいる自らの心情が、見え隠れしていたようにも見えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発