なぜ今、日韓戦? 親善試合の裏で渦巻く政府とJFAの思惑

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 日韓戦は有観客試合でキックオフは午後7時20分。日本テレビ系で全国生中継される。JFAにしてみたら「放映権料と入場料収入で2億円ほどの実入りとなる」(前出の関係者)。臨時収入がドバッと入ってくるのだ。

 25日は本来、日産スタジアムで「22年W杯2次予選ミャンマー戦」が予定されていたが、軍事クーデターで混乱中のミャンマー側が2月19日、延期を申し出た。「それから日韓戦の実施案が浮上してトントン拍子に開催の運びになった」(サッカー関係者)という。 

 4月8日には宮城・仙台でパラグアイ女子代表と日本女子代表が親善試合を行う。11日にも親善試合が予定されている(対戦相手未定)。当然2試合とも政府が全面的にバックアップする。

 東京五輪を強行したい政府。国際試合を開催したいJFA。両者の思惑ピッタリというワケだ。

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