大関・貴景勝が負傷休場…「頚椎椎間板ヘルニアによる神経根症」の相撲人生への影響は?

公開日: 更新日:

 6日、大関貴景勝(24)が休場を発表。「頚椎椎間板ヘルニアによる神経根症のため1カ月の休養加療」との診断書を提出した。

 貴景勝は2日目に逸ノ城と対戦。立ち合いで当たったものの、力なく寄り切られた。取組後も土俵に、もたれたまま動けず、車いすで退場。救急車で病院に搬送された。師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)は「首に電気が走って、今までにない痛みがあったようだ」と話していた。

 元中日ドラゴンズのチームドクターで、力士を治療した経験もある亀戸佐藤のり子クリニックの佐藤のり子院長は「神経根症だからこそ、そこまで大きなケガではありません」と、こう続ける。

「脊髄に影響となればともかく、神経根は脊髄から生えている枝のようなもの。治療は消炎鎮痛薬、あるいは点滴で多少のステロイドを入れて、必要なら神経ブロックの注射も打つ。そうして経過を見て、安静にしていれば大丈夫かと思われます。仮に手術をするとなっても内視鏡で十分可能な範囲です。これは想像ですが、貴景勝関は以前、何度か首を痛めたことがあるのではないか。今回、負傷した後に、ほぼ動かなかったのは正しい判断。もしかしたら過去、医者から『こういう場合は体を動かしたらいけない』と言われていたのかもしれません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です