セ8勝の巨人・戸郷が侍Jに見向きもされなかったワケ…原監督が稲葉監督に進言か

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「稲葉監督は選考の中で『先発もリリーフもできる』『特殊球が投げられる』『変則系』『若手』など重視するいくつかの条件を挙げていた。オリックスの19歳左腕・宮城は選べなかったが、戸郷は180人超の1次ロースターにリストアップされていた。21歳と若く、多くの条件に合う投手だったんですけど……」

■菅野、中川が辞退しても名前挙がらず

 さらに巨人から菅野、中川の投手2人が辞退しても、名前が挙がらなかったのはなぜか。前出の関係者が続ける。

「戸郷のフォークは特殊球で武器になる。スリークオーター気味の変則フォームは国際大会では有効的。ただ、9日の試合前まで対右打者(.173)は良くても、左打者(.302)を苦手にしているのがはっきり出ていた。制球力がアバウトで防御率は3.94。安定感がないことも懸念材料でした」

 稲葉監督はメンバー選考の過程で、2009年のWBCで日本代表を率いて世界一になった巨人の原監督に何度も相談していた。最終的に巨人から坂本、菅野、中川を選ぶ前に、成長株・戸郷のことも「取材」した可能性は高い。

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