日本ハム“ドラ9新人”上川畑大悟が快進撃! 大企業の安定捨ててプロに挑んだ「覚悟」

公開日: 更新日:

 新庄剛志監督(50)率いる日本ハムで最も背の低い167センチながら、交流戦でひときわ目を引く働きをしているのがルーキー上川畑大悟(25)だ。

 昨年のドラフト9位でNTT東日本から入団すると、ひと桁背番号「4」を背負い、キャンプは一軍スタート。が、昨秋に自打球で痛めていた右膝が外傷性骨挫傷と分かり、リハビリに専念するため「横一線」の開幕一軍レースから脱落していた。

 ケガを治して二軍戦の初出場は先月1日のこと。以降、ファームの10試合で打率.324とアピールを重ねた。一軍に昇格して、交流戦初日のヤクルト戦でスタメン初出場。ここまでの11試合で35打数13安打、打率.371、4打点。もともと遊撃の守備力を期待されていたが、打撃でもアピールしている。

■顔面グチャグチャ

「スタートの出遅れは2度目です」と、NTT東日本の飯塚智広前野球部監督(昨秋に退任、スポーツ推進室所属)はこう語る。

「ウチへ入社直前のキャンプ初日、練習の1球目で顔面を大ケガした。投手の牽制練習で、捕り損ねた球を鼻と口の間に当てて。出血は『ちょっと』というレベルじゃなかった。歯は無事だったと思いますが、もう血でグチャグチャでした。復帰に2カ月ほどかかりましたが、本人はひょうひょうとしていて、しょげた様子はなかった。ケガに縁があるといってはなんですが、その後、別の故障から復帰した直後、巨人の三軍戦で顔面死球を受け、即座に救急車で運ばれたこともありました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」