侍J打線に専属スコアラー不在…WBCライバル国の分析・対策は“選手任せ”の不安不吉

公開日: 更新日:

「合流最初の試合でいきなり2本塁打。超の付くスーパースターですよ」

 大谷翔平(28=エンゼルス)の規格外のパワーには、代表ナインも口々にこう言って感嘆しきりだ。

 阪神戦で2打席連続アーチを放った余韻が残る昨7日のオリックスとの強化試合。大谷は「3番・DH」で先発出場し、1安打1四球。試合前のフリー打撃では「(タイミングが)早い、早い」とつぶやいたり、一緒に打っていたヌートバーに英語で「スイングはどう?」などと質問しながら、大型ビジョン下のスタンド上段に160メートル級の特大弾をブチ込んでいた。

 打球速度は190キロを計測したそうだから、まさに化け物だ。

 ナインはしかし、そんな大谷のケタ外れのパワーに舌を巻いているだけではない。例えば山川(西武)は6日の阪神戦後に「マジ野球やめたいです。凄いというか、引いた」と意気消沈していた。あるチーム関係者がこう話す。

「山川や村上(ヤクルト)ら一部の長距離打者は、大谷の飛距離や弾道に嫉妬しているみたいです。大谷にはかなわないと思いつつも、大砲としてのプライドがある。実戦で結果が出ない焦りもあって、なおさら力んでしまうようです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」