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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

ジャパンの前途ますます不透明に…バンカーシステムやショットクロックの導入が足かせ

公開日: 更新日:

 W杯直前のサマーネーションズシリーズなどで導入され、イングランドのCTBオーウェン・ファレルやナンバー8ビリー・ブニポラが、いったんイエローカードを受けた後にレッドカードと判定されている。つまり、選手にとって、退場とそれにともなう出場停止に対する脅威が、より増すことになるのだ。

 ジャパンも、すでにリーチマイケルとピーター・ラブスカフニが危険なタックルでレッドカードを受けている。だから、もう一度レッドとなれば処分が重くなり、大会中の出場が絶望的になる。それ以外の選手も、退場となれば、最低でも2試合は出場停止となるから、大会期間中の再出場は難しい。

 6月にジャパンが取り組んだタックル特訓が思わぬ退場者を生まないことを願うばかりだが、もう一度、原点に戻ってジャパンが武器としてきた低く鋭いタックルを見直すのも一つの対策だ。

■「ショットクロック」の重圧

 さらに、ワールドラグビーは、トライ後のコンバージョンやPGを狙う際に、キッカーがルールで定められた90秒、60秒という時間を守るよう、場内やテレビ映像にカウントダウンを映し出す「ショットクロック」を導入することも発表した。キッカーを務める松田力也や李承信は、ただでさえ重圧がかかる得点機のキックで普段通りの力を発揮できるよう、ルーティンを点検した方がいいだろう。

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