ソフトB甲斐拓也を巡るFA争奪戦 “大本命”巨人の秘策…大役を担うのは阿部監督

公開日: 更新日:

 巨人は今季、主に3人の捕手が併用された。岸田行倫が最多の72試合で先発マスクをかぶり、小林誠司が36試合、大城卓三が34試合だった。

「巨人が19、20年の日本シリーズで、ソフトバンクに2年連続4連敗の屈辱を味わった際、リード面で巨人打線を翻弄した甲斐の印象が強烈に残っている。今季は主に3人の交代制だったが、これは苦肉の策で、阿部監督は本当は捕手を固定したい。甲斐が補強できれば自身の現役時代のような大黒柱として正捕手に据える意向。ソフトバンクは超大型契約を用意して引き留めに必死ですが、巨人は条件面はもちろん、熱意で口説き落とすつもりです。当然、阿部監督が交渉役として出馬するでしょう」(前出のOB)

 巨人はFA戦線で、2年前に森友哉(現オリックス)、1年前に山崎福也(同・日本ハム)の争奪戦に敗れている。

 この日、大城卓が残留を表明したが、今回は阿部監督の肝いりだけに負けられない戦いとなる。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、甲斐を擁するソフトバンクは圧倒的戦力を抱えながら、なぜ日本シリーズでDeNAに敗れたのか。球団OBの山内孝徳氏が指摘する「痛恨過ぎる敗因」とは何か。他のOBが言う「小久保監督によるベンチの雰囲気悪化を招いた事件」とは。いったいチームに何が起きていたのか。 

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  5. 5

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  1. 6

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  2. 7

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    福山雅治イメージ大暴落…「路上泥酔女性お持ち帰り」発言とファンからの"賽銭おねだり”が時を経て批判集中

  3. 3

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  4. 4

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    福山雅治がフジ第三者委「有力番組出演者」と認めた衝撃…NHKの仕事にも波及不可避、ファンは早くも「もうダメかも…」

  2. 7

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  3. 8

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  4. 9

    【独自!】国民民主党にまた不祥事…63歳“激ヤバ”新人都議がコンサル報酬「不払い」でトンズラ

  5. 10

    【武道館チケット入手記念】2013年ザ・タイガース武道館公演の感想「発掘」