神谷そら圧巻の逆転Vは米国行きの序章…終盤4ホール5アンダーにライバルも脱帽
ルーキーイヤーの2023年に日本女子プロ選手権など2勝を挙げたが、昨季は左足の故障に泣かされ未勝利で、メルセデスランキングも43位。2次から受けた米ツアー予選会も突破できず悔しいシーズンだった。
ツアー関係者が言う。
「18番のイーグルも見事だったが、その前の17番(370ヤード・パー4)です。第1打をライの悪い右ラフに曲げ、ピンまで155ヤードの距離を4メートルに乗せてのバーディーは、パワーのある神谷らしいショットだった。その神谷は米ツアー挑戦を諦めていない。切符は取れなかったが、先月千葉で行われた全米女子オープンの最終予選も受けている。今季は前週まで8試合でトップ10入りが4度と復調し、今回の優勝につなげた。今後もコンスタントに成績を残すだろうし、現在3桁(166位)の世界ランクを、ツアーの最終予選会から受けられる75位以内まで上げることも可能でしょう。仮にそこまでランキングを上げられなくても、2次予選会から受けるのではないか。ややプレーにムラはあるものの、スケールのでかいゴルフは米国向きです」
竹田麗央(22)が今季から米ツアーに移籍したことで、ドライビングディスタンス(257.70ヤード)はトップに立っている。来季はまたひとり飛ばし屋が海を渡るか。