ぼったくり男爵バッハIOC会長の叙勲、来日をJOC“完全無視”のナゼ…東京五輪の批判再燃を恐れた?

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 すると、20日の午後になって突然、<トーマス・バッハIOC会長がJOCを訪問>との記事がHPに掲載された。バッハ会長来日から実に12日間が経っていた。

 21日にJOC広報部から「本会公式サイトに記事をアップするにあたっては、各所確認等があるため、アップまでに数週間かかることもあります。お問合せの記事については昨日付で下記の通り本会公式サイトに掲載しております。競技記事については1-2日程度でアップしております」と回答があったが、津田氏がこう言う。

「コロナ禍で強行開催された東京五輪2020によって、日本は大混乱に陥りました。多くの批判が集まったバッハ会長の旭日大綬章に違和感を拭えませんが、JOCが今回の叙勲、来日をどう紹介するのかと公式HPをのぞいてみれば、ただの一語も記載がない。IOCの公式HPには親授式の翌日10日には、バッハ会長の叙勲と来日、JOCを訪問してスピーチしたことから療養中の山下JOC会長を見舞ったことまで、その詳細が英文で紹介されているにもかかわらずです。

 JOCはあえて無視を決め込んでいるのではないかと思わざるを得なかったのは、東京五輪開催で激しい批判にさらされたトラウマがあるから。大会経費は7340億円とされた立候補ファイル時から最終的に1兆7000億円に膨れ上がり、大会後には談合、汚職が発覚して関係者計22人もが起訴された。そんなところへ、バッハが叙勲を受けて来日し、祝賀会まで開いてやったことをHPで報告すれば、批判が蒸し返されると考えて逡巡したのではないか。そう思われても仕方がないでしょう」

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