今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

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 蜷川も中井監督が『広陵史上一、二を争う捕手』と称したことがあり、母校へ送り出すだけの人間性の面も評価していた。一時期、広陵のOBが全国の10校前後の大学で主将を務めたことがあるなど、多くの大学が広陵OBを重宝している。蜷川の行動は大商大のチームメイトや広陵のOBらに迷惑をかけるばかりか、中井監督に対しても『見る目がない』と顔に泥を塗りかねない。もっとも、プロ、アマの関係者の多くは、大商大の環境にも問題があるとみている。なにしろ先月、現役の監督が道路運送車両法違反で逮捕され、解任されたほどですから」

 監督と正捕手が相次いで捕まった今後は「広陵→大商大」という強力なパイプにヒビが入りかねないとみる向きも少なくない。

「大商大は先日、関西六大学リーグで7連覇を達成した強豪ですが、生徒集めは前任監督の人脈に頼る部分が大きかった。ただでさえ各地の高校が大商大への進学を敬遠しかねない中、ますます強豪校としての立ち位置を維持していくことは困難になるでしょう」(アマ球界関係者)

 プロへの影響も小さくなさそうだ。

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