長嶋茂雄さんは助っ人外国人のセックスの心配もしていた。「何なら紹介してやろうか?」とも

公開日: 更新日:

 というのもデートしたあと、女性をホテルに連れ込むためだった。もし、日本人選手と同じホテルだったら、とてもこんなことは出来ない。ロビーに報道陣が詰めているし、門限もある。それでなくとも外国人は目立つのに、女連れならなおさらだ。すぐにスポーツ紙の1面だ。

 助っ人が宿泊するホテルはだいたいその都市では名の知られたシティーホテルだ。外国人の利用も多いから助っ人の野球選手がいてもそれほど目立たない。女性連れでも怪しまれないのである。

 もちろん、愛妻家もいれば恐妻家もいたから、すべての外国人選手がそんなことをしていたわけではない。だが、どこから聞きつけたのか日本の風俗に関心を持った助っ人もいた。


▽田沼一郎(たぬま・いちろう) 1950年3月19日、東京都出身。国際商科大(現東京国際大)で英語を専攻。卒業後、旅行代理店のハワイ、マイアミ支店に勤務。1975年から巨人で通訳、渉外担当を務める。今年10月末に退団。グラウンドの内外で公私にわたって歴代の巨人の外国人選手とその家族の面倒を見て、今でも多くの選手と親交が深い。

  ◇  ◇  ◇

 当連載「緊急再公開 私が見た長嶋茂雄」の次回は、橋本清氏による連載「PL巨人ダイエーの内幕」の第2回へ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    サントリーHD会長を辞任!新浪剛史氏の意外な私生活、趣味は「極妻」鑑賞と…違法薬物めぐり家宅捜索

  4. 4

    佐々木朗希、「9月限りで今季終了」に現実味…WS連覇へ一丸のドジャースでひとり蚊帳の外

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に深刻な疲労蓄積…安打も本塁打も激減、「明らかにスイング鈍化」との指摘も

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    サントリーHD新浪会長宅ガサ入れはすでに噂されていた? 報道より1週間先行していたX投稿に注目集まる

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  4. 9

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  5. 10

    開示された3回目の「森友文書」で発覚! 財務省「黒塗り」の“お寒い”内情