長嶋茂雄さんは 「○○○○付いてんのか!」と激怒するや、助っ人のバスタオルを引っぱがした

公開日: 更新日:

 ジョンソンはユニホームを脱ぎ、裸になって腰にバスタオルを巻き、風呂場に向かうところだった。

 ハッキリとは覚えていないが、その試合でジョンソンはチャンスに打てなかったのだろう。そのゲームだけでなく、その前の数試合も打撃の調子が悪かった。我慢して起用していた長嶋監督もさすがに堪忍袋の緒が切れ、そう声を張り上げるとバスタオルを引っぱがしたのである。

 もちろん、○○○○はちゃんと付いていたが、あまりに突然の出来事にビックリ仰天。僕は長嶋監督のセリフを訳すことができなかった。肝心な英語の単語が出てこなかったのである。

 ジョンソンも何が起きたのか、事態がのみ込めなかったようだ。ポカーンとしている。本来なら大変なことだ。なにしろ大勢のチームメートの前で、いきなり素っ裸にされたのだ。取っ組み合いのケンカになってもおかしくない。

 ややあってジョンソンも事態を理解した。長嶋監督がものすごく怒っている。それも尋常な怒りではないこと、をである。


 自分のふがいないバッティングを省みたのだろう、ジョンソンはそのまま黙って風呂場に消えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    不倫騒動から3カ月…田中圭のポーカー遠征に永野芽郁が同行? Xで検証作業が沸騰する異様

  3. 3

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  4. 4

    やっぱり撃沈した山尾志桜里氏の今後…“古巣”国民民主を批判も参院東京選挙区では2人当選

  5. 5

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  1. 6

    新興政党なのに…参院選当選者ゼロの石丸新党「再生の道」はもはや“再生不能”

  2. 7

    君はそれでも参政党に投票するのか…若者たちの“熱狂”が引き寄せる「徴兵制」「治安維持法」

  3. 8

    渡部建のトイレ不倫を「許してない」と発言…妻・佐々木希それでも第2子出産の違和感と本音

  4. 9

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  5. 10

    池上彰氏がテレ東選挙特番からネットにシフト…テレビ報道の限界とYouTuberとしての活路