長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

公開日: 更新日:

 実は長嶋監督はシーズンの成績にかかわらず、その年限りで勇退することが決まっていたのだ。後日、聞いたところでは、最終戦の前夜に王さんをホテルの監督室に呼び、「今季限りで辞める。次は藤田さんがやる」と話したそうだ。

 私はその試合で本塁打を打ち、試合も勝った。長嶋監督が留任すると信じていたから、数日後、ユニホームを脱がれたことには本当に驚いた。

 長嶋監督はV9時代の1、2番コンビを最終戦で再現することで、現役晩年の私に「有終の美を飾らせたい」と花を持たせてくれたのだと思う。

 長嶋さんとの思い出はすべて私の宝物である。

▽柴田勲(しばた・いさお) 1944年、神奈川県生まれ。法政二高時代に投手として甲子園夏春連覇を達成し、61年10月に巨人入団。外野手に転向し、日本初のスイッチヒッターとなる。不動の1番打者として巨人V9を牽引し、通算2018安打、579盗塁。巨人のOB会長も務めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  2. 2

    高市首相の大誤算…30代女性の支持率ピークから40P減で「嫌われサナエは女性の敵」いよいよ鮮明

  3. 3

    板東英二さん死去…長嶋茂雄や野村克也も認めていたその功績と人柄、金銭トラブルの数々

  4. 4

    「キル・ビル」から20余年…栗山千明「晩酌の流儀」が“第2の「孤独のグルメ」”になりそうな充実ぶり

  5. 5

    有望高校生の「とりあえず進学」にプロ球団悲鳴 直メジャー、米国留学…選択肢が増え受難の時代へ

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    読売新聞の世論調査「皇室典範再び改正 愛子天皇を認めろ」に85%賛成の衝撃結果

  3. 8

    大関復帰の安青錦 “強行出場”の収穫と代償…「少なくとも夏巡業は厳しい」の見立ても

  4. 9

    趣里が裏切り不倫報道の夫・三山凌輝に三くだり半を突きつける“Xデー”…伊藤蘭と水谷豊もついに離婚要求か

  5. 10

    夏ドラマ軒並み低迷のフジが賭ける秋ドラマは目指す「イカゲーム」になれる? 主演は坂口健太郎