長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

公開日: 更新日:

 長嶋さんの引退試合となった後楽園での巨人のシーズン最終戦、試合後の引退セレモニーの開始が遅れました。試合が当初の予定より早く終わってしまい、マウンドで挨拶する予定だった長嶋さんがスポットライトを浴びるには、まだ明る過ぎると説明された。

 暗くなるのを待つ間、選手はロッカーで待機していた。その時、ツカツカと長嶋さんがやってきてグラブを渡してくれたのである。

「えっ、覚えていてくれたんだ!」

 感激しました。天真爛漫なイメージが先行するが、長嶋さんはこうした気遣い、気配りのできる人。ファンの方が持つ印象とは別の一面がある。

 80年の巨人のシーズン最終戦。ペナントレースの終盤、3位と4位を行ったり来たりで、長嶋監督の去就が大いに注目されていた。迎えた広島球場での一戦、マスコミは、勝てば3位で留任、負ければ4位で退任と盛んに報道していた。当時、私は中堅のポジションを松本匡史に譲り、スタメンを外れることが多かった。そんな大事な試合に長嶋監督は私を1番、高田繁を2番でスタメン起用。後に高田も、「あの時はビックリした。あんな大事な試合でこの1、2番で大丈夫かなと思った」と言っていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍J大谷翔平が完全非公開&厳戒態勢の神宮球場でライブBP! 背景にドジャース側からの情報統制か

  2. 2

    高市首相が石川県知事選の敗北にブチ切れ! NHK調査でも内閣支持率が下落…人気低下の兆しに隠せぬ「焦り」

  3. 3

    5199万円で競売にかけられる神戸山口組、井上組長の自宅

  4. 4

    「リブート」で“覚醒”した永瀬廉が主演映画にかける切実事情 キンプリは“分裂3年”で「Number_i」と大きな差

  5. 5

    前園真聖が番組収録中の大ケガで手術…地方路線廃止と出演者高齢化で迎える「バス旅」の転換期

  1. 6

    3.11から15年 高市首相の大暴言「原発事故での死亡者はいない」を風化させるな!追悼式も「行けたら行くわ」福島軽視の冷酷

  2. 7

    「キンプリ」ついに解散状態へ! 永瀬廉の「個人FC」設立と「キントレ」終了の因果関係

  3. 8

    そもそもWBCってどんな大会?日本がMLBの“金ヅル”から脱却できない意外な事情

  4. 9

    国会で、SNSで…「高市早苗の嘘八百」はこんなにある!女性初首相は“真っ黒け”なのに手ぬるい野党の追及

  5. 10

    侍J野手に「8秒」の重圧 1次R3試合無安打の近藤健介を直撃すると…