ドジャース大谷翔平に深刻な疲労蓄積…安打も本塁打も激減、「明らかにスイング鈍化」との指摘も
新たな家族が加わりグラウンド外の生活も変化
本拠地で試合がある日は総じて、球場入りする時間が遅くなっているとも。大谷は試合前、グラウンドでフリー打撃をやらない。室内のケージで打っているとみられているが、グラウンドに出てくるのは、相手チームの練習が終わるころに行うキャッチボールと、試合直前の軽めのダッシュくらい。どちらもパスしてグラウンドに出てこない日もある。
「大谷は自宅に帰ってからは、自分が子供の面倒を見ると言っている。本人の性格からして、子供が夜泣きをするからといって、女房に任せ切りにはしないでしょう。球場入りする前に健診などで子供を病院に連れて行くこともある。4月、父親になって初めて本塁打を放った際、『幸せな寝不足』と言ったことがありますけど、子供が生まれる前は当たり前のように10時間寝てた選手ですからね。試合中に居眠りをして話題になったことがあるように、どうしたって睡眠時間は削られます」(前出の特派員)
大谷は以前、NHKのインタビューで「だいたい疲れがたまるのは、どのシーズンでもそれくらい(折り返しの時期)とは思う。そこで休みとか休息をはさんで、多少慣れる時期が夏場にちょっとあって、また、最後ちょっと疲労がボンッてくるイメージ」と話したことがある。そろそろ疲労が「ボンッ」とくる時期だし、今年は新たな家族が加わって、グラウンド外の生活も変化した。ロバーツ監督がよく「ショウヘイは寝ること」と言うのも、大谷のそんな事情を知っているからに違いない。
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そんな大谷は、フィリーズのシュワーバーと本塁打王争いを繰り広げているが、決して有利とは言えない状況にある。原因は本人の不調ではなく、外部環境に潜む「三倍不利な数字」にあった。では、それはいったい何を意味するのか。大谷の身にいま何が起きているのか。
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