真中満の要領の良さは天下一品だった。付き合い居残りは一切せず、誰が残っていようがさっさと帰った

公開日: 更新日:

 もちろん、出番を奪われる悔しさはあったものの、その頃には「チームが勝てば何でもいい」と思うような年齢でしたからね。それでも真中がいなければ、2000安打を打てたかも……なんて思わなかったわけでもない。僕は1248本で引退しています。

 真中にとって、若松さんは自分を抜擢してくれた恩師。2015年に彼が監督就任1年目で優勝した際、若松さんの「ファンの皆さま、優勝おめでとうございます」という言葉を引用したのも、それだけ慕っていたからです。

 レギュラーを取られて悔しいと思う半面、真中の打撃センスは認めざるを得ませんでした。ミートがうまく、三振が少ない。相手投手の研究も熱心に行っていた。スタメンで活躍した時期は長くはありませんでしたが、後年は代打の切り札としてファンの期待に応え続けたのも、研究の成果、それとスイングの思い切りの良さです。正直、僕も彼の打撃に何度、舌を巻いたことか。

 性格面で言えば頭の回転が速いので、しゃべりが面白く、ユーモアがある。15年のドラフトでは外れクジを引いたのに気付かず、ガッツポーズを見せるなど大喜び。本人は「いや、ハズレとわかったときはビビりましたよ」と話していましたが、今ではそれをネタに笑いを取っています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”