ラグビー日本代表テストマッチで5戦4敗の無惨…「やってはいけないこと」の徹底が欠落していた
相手の強みがどこにあるのか。
自分たちはどこで優位に立っているのか。
そういった状況判断ができていないから、ジャパンはエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が「勝てた試合」と悔やんだ一戦を10対41と落としたのである。
15日のウェールズ(12位)戦は、もっと悲惨だった。
この7月に国内で1勝1敗と星を分けた相手に、終了直前まで23対21とリードしながら、最後の最後に“逆転サヨナラPG”を決められて23対24と敗れた。
ハーフタイム時点でボール保持率53 対47、地域獲得率でも68対32と圧倒的な攻勢に立ちながら、「多すぎた反則とミス」(LOワーナー・ディアンズ主将)で優位性を有効にスコアに結びつけられなかった。
ウェールズは、7月にジャパンを破るまでテストマッチ17連敗。しかも、ホームのカーディフでは10連敗中だ。だから、先制トライこそ奪ったものの、ジャパンの防御に自信なさげなミスを連発。ジャパンのミスにつけ込んでトライを奪うような鋭さもなく、明らかにそれまで対戦した3チームより実力は劣っていた。


















