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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

ラグビー日本代表テストマッチで5戦4敗の無惨…「やってはいけないこと」の徹底が欠落していた

公開日: 更新日:

 にもかかわらず、勝てなかった。

 前半24分の不用意なノーボール・タックルを皮切りに、80分間で受けたイエローカードは3枚。最後に受けたイエローカードが逆転PGのきっかけとなるなど、ゲームマネジメント、つまり「やってはいけないこと」「やらなければならないこと」の徹底が欠落していたのだ。

 ツアー最終戦となった22日のジョージア(11位)戦は、12月3日のW杯組分け抽選を前に、勝った方が12位以内確定となる大事な一戦だった。

 27年W杯は、参加チームが24へと増加。そのため、まず4チームずつ6つのプールに分かれてグループリーグを戦うが、その4チームは、ランキング1位から6位の「バンド1」、7位から12位の「バンド2」、13位から18位の「バンド3」、19位から24位の「バンド4」から1チームずつ選ばれる。

 つまり、12位以内のバンド2に入れば、同じ組に格上のチームは1つだけとなるわけで、グループリーグ突破に非常に有利だ。


 だから、両チームともに必勝を期した死闘となった。

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