ヤクルト1位・松下歩叶 納得いかない試合の後は自ら志願、下級生に混ざってノックを受けた向上心

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「ナイター練習は午後6~9時ごろまで。長伏グラウンドへは箱根の山を越えて行くんですが、行きに関しては教育の一環もあって、中学1年のころから自力で通わせました。自宅近くの駅まで車で送り、1人で電車を乗り継いで静岡まで行き、バスに乗る。途中、小田原駅で1人でそばを食べたりしていたみたい。帰りはグラウンドまで迎えに行きましたが、世の中を知るという意味では、いい経験になっていたかなと思います」(和徳さん)

 裾野シニアで当時コーチをしていた佐藤裕徳監督(52)が振り返る。

「入部時の体格は華奢でしたが、ノックを見たときに手首が柔らかくて、『このグラブさばきは6年生じゃないな』と。性格はどちらかというと控えめですが、試合でミスをしたり、納得がいかないことがあったりすると、わざわざグラウンドに戻ってきて、下の代の子たちに交ざってノックを受けることも。自ら『お願いします』と。そんな子はいまだかつていませんでした」

 意識の高さは食事面にも及んだ。和徳さんの話。

「小学校の頃から『あまりお菓子は食べちゃいけない』とか『お菓子を食べるならご飯を食べた方がいい』とか、そんな意識があって、あまりお菓子を食べなかった。長男も三男もそんなことはなくて、歩叶だけでしたね。どこかでプロ野球選手になりたいという思いがあったのかな」

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