米国偏重ルールのWBCに「ふざけるな!」 MLBのカネ儲けのために侍Jが必死で戦う“ねじれ”の図式

公開日: 更新日:

“謎理論”で組み合わせ変更ゴリ押しの前科

 前回大会もいろいろあった。

「米国がグループリーグ2位通過となり、日本と準決勝で当たるヤグラに入った。1位通過を決めたメキシコは2位の米国より有利な日程で戦えるはずが、急きょ1位のメキシコが2位通過の米国の場所と入れ替わり、準決勝では日本と戦うことになった。当然メキシコ陣営は激怒したが、MLBの最高執行責任者は『プールの流動性があったため』とよく分からない説明でゴリ押ししました」(前出の関係者)

 収益についてもMLBがほぼ独占する。

 日刊ゲンダイで「マネーボール」を連載中の元ソフトバンクの球団幹部・小林至氏(現・桜美林大教授)は「WBCは国際大会の看板を掲げたMLBのグローバル事業」と称し、「WBCを運営するWBCIは、MLBとMLB選手会が共同出資する営利企業。ルール作りも収益配分も、MLBの設計図どおりに動く。大きな大会に育てて熱狂するのは日本。儲かるのは米国という『ねじれ』が起きている」と指摘している。

 大谷率いる侍ジャパンは、ドリームチームを結成して大会連覇を狙っているが、その裏でソロバンをはじく米国とMLB。サッカーのW杯ならあり得ないが、MLBの金儲けのために戦わされる侍ジャパンが、なんだか気の毒になってくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    打線強化急務の巨人が今オフ、トレード獲得に舌なめずりする日本ハム2選手の名前

  2. 2

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 3

    日テレが“打倒 VIVANT”へ総力をかけて挑むドラマ「俺たちの箱根駅伝」の勝算

  4. 4

    経済閣僚から相次ぐ「高市総理はリフレじゃない!」の無責任…にじむのは露骨な米国への配慮

  5. 5

    何ら新味なかった高市改造人事で期待できるとすれば、勢いづいた藤田維新の“大暴れ”くらいか?

  1. 6

    歌番組を見ながら紅白を考えた…来春メンバーが2人になる純烈が気になる

  2. 7

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  3. 8

    川島道行さんは闘病19年 脳腫瘍グレード2で5年生存率は7割

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    WEST.“史上最悪の空中分解”で前途暗雲…10年前のSMAP解散時を超える衝撃