山梨学院・吉田監督が明かす育成方針「メジャーが狙う菰田陽生ら、プロに行く子は最初から無理はさせません」
新築の寮、酸素カプセル、充実のブルペン、砂場
「野球部寮は3棟あり、2棟はここ5年以内の新築です。風呂も大きく、酸素カプセルやトレーニングルームも完備しています。4人1部屋で、洗濯機も部屋ごとに1台。洗濯の順番待ちがないので、先輩後輩のいさかいなどは起きません。学習机も1人1台あります」
施設をつくる際、吉田監督もいくつか要望を出した。
「まずブルペンの充実です。屋外、室内練習場、球場にそれぞれあり、一度に10人が投球練習できます。ブルペンの横には50メートル×10メートルほどの砂場をつくってもらいました。ここで走り込みをするとインナーマッスルを鍛えられるし、シンスプリント(脛骨の骨膜の炎症)も防げる。他にウチが自慢しているのがメディカルサポートの充実です。学校近隣に体のメンテナンスをしてくれる施設や治療院が多いのです」
一方、菰田のようなプロ注目選手が増えることで、「勝ちたいけど無理をさせられない」という葛藤が生まれないか。
「『次のステージに行く子』には最初から無理をさせません。菰田も入学当初から『プロで活躍する』と思っていたので、ゆっくりと才能を伸ばす方針です。今大会でケガをしましたが、順調な成長曲線を描いていますよ。もちろん、『高校野球で完全燃焼したい!』という子には、頑張ってもらっています。扱いが違うことで文句は出ません。誰かが欠場すれば、誰かが試合に出るチャンスが生まれますから」


















