上原浩治の意外な素顔 「ボク、貧乏ですから。おかんが…」は好感度アップの演出だった!
「ん? 何やってんだあ?」
その瞬間に正解が判明した。汚れた紙袋には見覚えがある。上原はここで自分のイメージを「高級舶来品から大衆受けする下町の雑草」に変えていた。まさにその「ヘンシーン」の真っ最中だったのだ。貧乏くさい上原のしぐさは、「天然」ではなく「好感度アップの演出」だったみたい。
「紙袋より、もっといいバッグを持ってるでしょう?」と私が聞くと、彼は「ええんです、これで。ピッチャーだって誘い球と決め球がありますから」とちゃめっ気たっぷりに笑顔で返してきた。さすがはプロ。憎めないなあ上原って。
そういえば上原は、ポスティングでメジャーに行かせてくれ、とイメージダウンを恐れずに散々粘った。宮崎での苛立ちも、デパートの紙袋も、彼なりの計算があったのかも知れない。


















