複数ポジションも結構だが…阪神・藤川監督に問われるドラ1立石正広を「ポスト佐藤輝明」に育てる覚悟
あの村上宗隆は…
「それだけに、将来の主砲として期待するなら、三塁を主戦場に据えて経験を積ませる育成方法もある」とは、コーチ経験のある球団OB。
「参考になるのがヤクルト時代の村上宗隆(現ホワイトソックス)です。高卒2年目の2019年、打率.231、リーグ最多の184三振を喫しながら全143試合に出場し、36本塁打。翌20年には打率.307、22年には56本塁打の三冠王に成長した。村上も当初は一塁と三塁を守っており、最初から三塁に固定されていたわけではない。それでも首脳陣は、目先の結果にとらわれず、継続して打席を与える育成方針を貫きました。立石も3球団が1位競合した逸材。我慢して育てる価値は十分にありますよ」
阪神は今秋のドラフトで明大の榊原七斗外野手を1位指名。三塁の即戦力を確保したわけではない。FA補強候補に浮上するオリックスの中川圭太(30)も、一塁と外野が主なポジションだ。木浪聖也、高寺望夢らが三塁を争うにしても、佐藤の39本塁打、106打点を埋めるのは容易ではない。
立石を将来の中軸打者として期待するのであれば、三塁を中心に守備と打撃を磨き、多少の失敗にも目をつぶって経験を積ませることも必要だろう。藤川監督が逸材をどのように育て、佐藤の穴を埋めるのか。手腕が問われる。


















