映画「ゴジラ」で読み解く日本的な物語の構図

公開日: 更新日:

(マガジンハウス 1500円)

ゴジラの精神史」小野俊太郎著

 初作公開から60年、ゴジラは還暦を迎えた。単純な娯楽映画ではなく、その特異性やメッセージ性、秘められた思想のほかエポックメーキングとしての役割など、あらゆる角度から論じた一冊。 戦後復興の証しであるモダンな東京の街並みを破壊し尽くすゴジラの姿に、日本人は何を見るか。戦争や災害などの過去の忌まわしい記憶を想起しながらも、日本人にはたくましく復興する自信があるからこそ楽しめるのだと説く。

 英語でGODZILLAと表し、「GOD=神」を入れた米国と、日本の「ゴジラ観」の相違も興味深い。
(彩流社 1800円)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ