「寝たきりにならず、自宅で『平穏死』」長尾和宏著

公開日: 更新日:

 介護保険ができてから15年。要介護認定者の数は2.5倍にも増えている。本書では、在宅療養支援診療所を開設している著者が、“寿命”ではなく、“健康寿命”を延ばすための生活習慣を伝授している。

 例えば、禁煙だ。愛煙家はたばこぐらい自由に吸わせてくれと思うだろうが、たばこを吸う人は、吸わない人に比べてうつ病になるリスクが2.9倍も高い。さらに、ニコチンは背骨の椎間板を劣化させるため、腰痛を発症して寝たきりになるリスクも高まる。また、夫のたばこによる受動喫煙で、妻は1.79倍も肺がんの危険性が高まることが分かっているのだ。

 足腰を鍛えるウオーキング法や、100歳を越えても現役の日野原重明医師に学ぶボケない食事法なども紹介する。

(SBクリエイティブ 730円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも