いまこそ世界史を読み直そう編

公開日: 更新日:

「大英博物館展」東京都美術館ほか編

 人類最古の「礫石器」に始まり、古代エジプトで使われた動物の形をした化粧パレット、粘土板に記された「ノアの箱舟」より古い洪水の記録、さらには映画「ハリー・ポッター」に登場する「ルイス島のチェス駒」など、大英博物館のコレクションから厳選された100作品を収めた展覧会公式カタログ。

 ページをめくるにつれ、素材がかたどられ、装飾を施し、機能が付けられていくさまは、人類の創造の歴史を感じさせる。信仰の対象、激動する社会背景など、モノに刻まれた「歴史の断片」に好奇心がくすぐられる。(筑摩書房 2222円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  2. 2

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

  3. 3

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  4. 9

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  5. 10

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家