いまこそ世界史を読み直そう編

公開日: 更新日:

「大英博物館展」東京都美術館ほか編

 人類最古の「礫石器」に始まり、古代エジプトで使われた動物の形をした化粧パレット、粘土板に記された「ノアの箱舟」より古い洪水の記録、さらには映画「ハリー・ポッター」に登場する「ルイス島のチェス駒」など、大英博物館のコレクションから厳選された100作品を収めた展覧会公式カタログ。

 ページをめくるにつれ、素材がかたどられ、装飾を施し、機能が付けられていくさまは、人類の創造の歴史を感じさせる。信仰の対象、激動する社会背景など、モノに刻まれた「歴史の断片」に好奇心がくすぐられる。(筑摩書房 2222円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    【速報】髙橋光成がメジャー挑戦へ!ついに西武がゴーサイン、29日オリ戦に米スカウトずらり

  3. 3

    桑田佳祐も呆れた行状を知っていた? 思い出されるトラブルメーカーぶりと“長渕ソング騒動”

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    大接戦パV争いで日本ハムがソフトBに勝つ根拠…カギを握るのはCS進出に必死の楽天とオリ

  1. 6

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  2. 7

    長渕剛に醜聞ハラスメント疑惑ラッシュのウラ…化けの皮が剥がれた“ハダカの王様”の断末魔

  3. 8

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ