著者のコラム一覧
宮城安総工作舎アートディレクター

1964年、宮城県生まれ。東北大学文学部仏文科卒。1990年代から単行本、企業パンフレット、ポスター、CDジャケットなど幅広く手掛ける。

洒落たパッケージの“キット”本

公開日: 更新日:

 実はこの絵柄、段ボールを切り抜いた「透かし彫り」。しかも昔ながらの型抜き(トムソン加工)では対応できない繊細さ。秘密は70ミクロンのレーザー光。データ通り、0・5ミリ間隔の複雑なラインをレーザー光が高速で「焼き」切る。抜き型不要(=型代ゼロ)、1枚からの対応が可能。単なる「紙加工技術」を超え、もはや「ペーパーアート」の領域だ。

 よく見ると花、葉、鳥、キノコ、ミジンコ、ミトコンドリア(?)等、動植物のフォルムが隙間なく埋め込まれている。昨今話題の「生物多様性」にも目配せを忘れない。ミクロの世界を顕微鏡でのぞいてみよう、というメッセージが伝わってくる。子供も大人も一緒に盛り上がれる、科学入門の“一冊”だ。(リリス 1480円+税)

▽みやぎ・あずさ 工作舎アートディレクター。1964年、宮城県生まれ。東北大学文学部仏文科卒。1990年代から単行本、企業パンフレット、ポスター、CDジャケットなど幅広く手掛ける。

【連載】見た目で買った面白読本

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る