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大人の男旅本特集

「行ってはいけない世界遺産」花霞和彦著

 さあ、いよいよシルバーウイークに突入したが、世間の浮かれ気分を横目に自宅で過ごす予定の人も多いことだろう。そんな人のために少しでも旅気分を味わってほしいと、旅関係の本を紹介する。次の機会の予定を練る参考に、そして書斎での妄想旅のお供にも、お薦めの4冊だ。

 海外旅行は、そう気軽にちょくちょく出かけられるモノでないがゆえに、行き先選びは慎重になり、つい無難な世界遺産を盛り込んだコースや、オプショナルツアーを選びがちである。

 しかし、これまで世界60余カ国、200件近くの世界遺産を訪ね歩いてきた著者は、必ずしも「世界遺産=観光名所」とは限らないという。そんな氏が、観光客目線で超有名な世界遺産20件にダメ出しをする異色ガイドブック。

 例えばイギリス南部ソールズベリー近郊にある古代の環状列石「ストーンヘンジ」。1986年の世界遺産登録以前から「中世の世界七不思議」のひとつとしてメジャーな遺跡だが、14ポンドの入場料を払わずとも車道から丸見えで、たとえ入場料を払って敷地に入っても石積みには近寄れず、遠巻きに眺めるだけ。おまけに巨石といわれる石もそれほど大きくはなく、ときめき感がない、と身もふたもない評価。

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