大人の男旅本特集
「御朱印案内」JTBリパブリッシング編
今、静かなブームを巻き起こしている「御朱印」集めの奥深い世界を案内してくれるガイドブック。
御朱印とは、寺社をお参りした証しとして授与される書と印のこと。もともとは巡礼者が写経した経文をお寺や霊場に奉納した際に、寺院などが拝与した認め印のようなもので「納経印」とも呼ばれる。江戸後期には参拝しただけで御朱印が拝与される習慣が生まれ、明治時代に神社でも参詣者に御朱印が拝与されるようになったという。
御朱印は毛筆に朱色の押し印が基本で、一面一面そのつど書かれるので、ひとつとして同じものがない。中には、絵や文様が描かれるものもあり、一面の御朱印の中にアートな世界が現出される。さらに行事やお祭りの際の特別な御朱印もあり、その世界は無限ともいえる。
「薬師寺」や「熊野那智大社」など、さまざまな御朱印を紹介しながら、その魅力と御朱印集めのイロハを伝授する。
(JTBパブリッシング 1300円+税)