【介護はつらいよ】超高齢化時代に避けられない介護。世話をするのもされるのも厄介なのが介護だ。

公開日: 更新日:

「マンガ ボクは介護職員一年生」梅熊大介著

 3年前、介護についてはまったくシロウトの漫画家が介護職員になった。本書はそれからの体験をもとにした実話マンガ。

 職員1年生はまず入居者の顔と名前を覚えることから始めるが、意外に大事なのが要介護者の服装を覚えること。出先ではぐれたら警官などに特徴を話すときに服装が役立つのだ。またボケてはいても高齢者は人生の達人。職員の一挙手一投足をよく見ていて、あまり緊張してばかりだと軽くなめられたりするのもフツーだという。高齢者をむやみに子ども扱いして赤ちゃんコトバで話すなどは相手を不愉快にさせるだけなのである。(宝島社 880円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋