「モネとジャポニスム」平松礼二著

公開日: 更新日:

 日本画家が、画家ならではの視点で論じたモネ論。

 それまで印象派の絵画に心動かされることがなかった著者だが、24年前にたまたま入ったオランジュリー美術館の「モネの部屋」で衝撃を受ける。日本画の屏風絵そのものだったからだ。以来、モネをはじめ印象派の画家たちの足跡をたどり、彼らと同じ場所でスケッチをし、彼らが何を思い、何を見、何を描こうとしたのかを、肌で感じようとしてきた。印象派がジャポニスムから受けた影響を論じ、モネは他の印象派と異なるとらえ方でより深くジャポニスムに傾倒していたと説く。モネの作品を読み解く一方、印象派ゆかりの地を巡る紀行エッセーなど。

 モネを超えるべく屏風絵を描き続ける著者が、愛し尊敬するモネを語りつくす。(PHP研究所 900円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “安倍1強”に早くも暗雲 参院選の「前哨戦」で自民敗北危機

  2. 2

    事実上のクビ…イチロー現役引退の裏にマリナーズとの暗闘

  3. 3

    エリカ様は張り込み班に「なに撮ってんだよばかやろう!」

  4. 4

    伝説の麻薬Gメンが指摘 ピエール瀧コカイン常習の“証拠”

  5. 5

    不倫訴訟報道の後藤真希…ブログの私生活も虚像だったのか

  6. 6

    安倍首相が“偽装”の施政方針演説 英訳でも錯覚工作の傲慢

  7. 7

    現実から目を背けるために過去を「いじくり廻してゐる」

  8. 8

    京都に“愛の新居”報道…それでも鈴木京香が結婚しない理由

  9. 9

    世界1位奪取にルノー日産が画策?自動車業界大再編の予兆

  10. 10

    公私混同で失脚の舛添前都知事 野党で国政復帰の仰天情報

もっと見る