在宅にせよ病棟にせよ 今や老後は「牢獄」だ

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「脱・貧困老後」サンデー毎日取材班

 年金だけではとても食べていけないと、80歳になっても毎朝夜明け前から働く高齢者がいる。加齢には病気もつきものだが、年金生活で糖尿病と闘うのは経済的にもつらい。国民健康保険の払いもままならず、滞納すると医療費の限度額適用も認定されず、がん告知を受けても病院に行けずに全身転移してしまった。マンション暮らしで隣近所との付き合いは薄く、建物の老朽化と住人の高齢化が同時に押し寄せる。都会のど真ん中での孤立死は当たり前なのだ。

 子どもに中古マンションを残しても、賃貸化するには高額のリフォーム代が必要でかえって負担になってしまうなど、世代にまたがる社会全体の老化がルポされている。(毎日新聞出版 900円+税)

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