「ゲバラ漂流」海堂尊著

公開日: 更新日:

 医師となったゲバラはアルゼンチンを出て、パナマ、コスタリカ、ニカラグア、グアテマラ……とカリブ諸国を漂流する。そこで見たのは、大国アメリカの横暴さだった。

 1936年にアメリカが中南米諸国を統治するため米州機構の前身をつくって以来、同機構はアメリカの冷戦政策に同調して革命運動を抑圧した。

 グアテマラではアルベンス政権による社会改革が進められていたが、1951年、トルーマンは朝鮮戦争で中南米諸国に軍事協力を要請し、次々に軍事協定を結んでグアテマラ包囲網を形成していく。

 抑圧された中米諸国の苦悩を知ったゲバラが革命家となっていく時代を描く長編第2部。

 (文藝春秋 1850円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    交際報道めぐり発覚「平祐奈vs橋本環奈」熾烈な争いと因縁

  2. 2

    工藤静香はいい迷惑?渡辺美奈代に絶賛コメント急増のウラ

  3. 3

    鉄腕DASHに登場 元TOKIO山口復帰と長男デビューの同時計画

  4. 4

    安倍政権「賭けマージャンは賭博罪」過去の閣議決定で墓穴

  5. 5

    軍国主義に協力した「NHK朝ドラ」モデル 自発的隷従の怖さ

  6. 6

    「山崎55年」は300万円 ウイスキー資産価値が高騰の可能性

  7. 7

    安倍官邸が移行急ぐ「9月入学」レガシーづくりの悪あがき

  8. 8

    黒川氏「訓告」は官邸意向 退職金6700万円は“口止め料”か

  9. 9

    検察は結局、黒川氏のスキャンダルを利用して独立を守った

  10. 10

    阪神藤浪に復活の予感 “自虐メール”にメンタル成長の片鱗

もっと見る